急なみずもれ!業者はすぐ来る?水道の蛇口の修理は夜中でも大丈夫?
蛇口の先から水が止まらない!このまま朝まで続いたらどうしよう!とお困りではありませんか。
夜中にみずもれが起こってしまったら誰でも焦るもの。
深夜に対応してくれる業者はあるのだろうか?水道の修理って一体いくらかかるんだろう?と疑問をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
この記事では、夜中に急なみずもれが起こった時の対処法についてご紹介します。
時間外でも対応してくれる水道修理業者を探す方法や修理費用の内訳、相場についてお伝えしていきます。
みずもれが起こってから業者が来るまでの間に自分でできる応急処置の方法についてもご紹介して参りますので、是非最後までご覧ください。
目次
夜中でも蛇口の水漏れ修理依頼はできる?
大々的に宣伝を行っている大手の業者や街の修理屋さん的な小規模業者など、大小様々な規模の水道修理業者があります。
宣伝広告を見ても分かる通り、最近は24時間対応の業者も増えてきました。
大手業者なら全国規模で支店を構えているため、都市部だけではなく地方でも深夜の水漏れに対応してもらえるでしょう。
しかしながら、普段の生活で水道修理業者を利用することはそうありません。
懇意にしている業者がないとなると、どのようにして修理の依頼先を探せばよいものかと悩んでいらっしゃる方も多いでしょう。
そこでおすすめなのが、ネットで業者を探す方法です。
病院や美容室を探すのと同じように、自宅エリアに対応しているところ、深夜でも出張してくれる所をネット検索するのです。
最近は会社の規模に関係なく自社HPを構えているところも多く、中にはネット割の特典を設けているところもありますので、割安価格で修理してもらえるかもしれません。
水道修理業者おすすめランキングなどのサイトを利用すれば、各社を比較検討することも出来て大変便利です。
みずもれ修理の料金相場
夜中にみずもれ修理を依頼するとき、気になるのが費用です。
テレビCMや広告によってクリーンなイメージが定着しつつありますが、ひと昔前までは水漏れ修理で高額な費用を請求されるという話が多く聞かれました。
普段利用しない方ですと、一般的な修理費用や代金の内訳が分からず、一体どれくらいかかるのだろうと不安に思う方も多いことでしょう。
適切な料金で作業を請け負ってくれる所を探す為にも、水道修理費用の目安について知っておきましょう。
みずもれ修理を業者に依頼し、請求される費用は下記のような内訳となります。
みずもれ修理費用=基本料金+部品代+作業料金+出張料金
料金内訳をご覧いただくと分かる通り、水漏れ修理の作業料金以外にも、基本料金や出張料金等の費用が加算されることになります。
みずもれ作業料金と部品代は、業者が違ってもそれほど金額に差がありません。
しかし、基本料金と出張料金に関しては各社で大きく異なります。
ネット割引や紹介割、基本料金無料などのサービスを打ち出しているところも多く見受けられます。
さらに、みずもれの症状や原因によっては、特殊作業費や古い部品の処分費用が加算されることもあります。
夜中に業者を呼んだ場合は、深夜早朝割り増し分の費用が加算されるでしょう。
夜中にみずもれ修理を依頼した場合の料金目安
では、夜中に水道の蛇口の修理を依頼した時にかかる費用目安について、下記表をご覧ください。
費用内訳 | 料金目安 |
---|---|
基本料金 | 2000円~業者によって有無がある |
部品代 | 1000円~交換する部材や本体によりけり |
作業料金 | 4000円~作業内容によって様々 |
出張料金 | 3000円~作業地域や業者によって有無がある |
深夜料金 | 4000円~業者によって時間帯や有無がある |
蛇口からみずもれが起きている原因がパッキンやナットであり、軽作業による交換によって解決可能な場合、部品代と作業料金も含めて1万円程度で修理をしてもらえるでしょう。
しかし、蛇口だけから水漏れしている場合でも、その原因は水栓器具自体の劣化や故障によるものである可能性もあります。
スパウトや水栓器具、配管の交換修理が必要な重作業となると、部品代だけで1万円以上、作業料金も1万円以上かかるため、合計2万円~3万円程度請求されることもあります。
1万円で修理できるはずと思っていたのに結果的に3万円以上かかってしまったら困惑してしまいます…。
利用者としては少しでも安く抑えたいと思ってしまいますが、安さに惹かれて安易に業者を決めてしまうと思わぬトラブルに発展するため注意が必要です!
安すぎる業者は要注意!
水道修理の業者の広告を見ると、安さを売りにしているところが多く目につきます。
もちろん利用者にとっては、同じ作業をするのなら安いのに越したことはありません。
しかし、安さを売りにしている業者でも、実際に請求される費用が他社と比べてそれほど安くないということがあるため、注意が必要です。
例えば、基本料金を0円にしている業者があったとしましょう。
基本料金が安ければ、他社よりも数千円安くて済むはずと思ってしまいます。
しかし、実際の費用では出張料金や作業料金に基本料金が上乗せされる形で請求されるケースが多く見受けられます。
つまり、安さを売りにしているところでも、結果的に請求される費用は相場とほとんど変わらないというわけです。
無料見積もりで出張費を請求される可能性
見積もり無料というワードにも注意が必要です。
みずもれの規模がどれくらいか、修理にいくらかかるのか知りたくて、無料見積もりを依頼したとします。
この場合、確かに無料で見積りをしてくれますが、それ以外に出張費や調査費等の名目で料金を請求されるかもしれません。
実際、無料見積もりを依頼したのに、高速を使ってきたからと高速代を請求された、駐車場の料金を請求されたという事例もあります。
無料で見積りを行い、そのための費用がかかったのなら特に違法性のある請求ではありませんので、実際に請求されたとしてそれを断る理由はありません。
しかしながら、利用者がそれを事前に知らなければトラブルに発展してしまうでしょう。
水道屋のボッタクリ被害に合わないためにできる悪質業者の回避術を3つ紹介
見積りをとってから依頼すること
全国にある消費者センターには毎年、水道や水漏れに関する相談が毎年数百件も寄せられています。
相談の多くは、修理費用に関する事前説明が十分に行われなかったために起こったトラブルです。
このような事例を教訓にし、水道修理を依頼する場合は次のポイントを押さえておきましょう。
電話連絡でみずもれの状況を伝え、大まかな費用目安を聞いておく
修理の相談で、まずは電話連絡をすることになるでしょう。
その時点で水漏れの状況をできるだけ具体的に伝えることが大切です。
修理業者が大まかな作業内容を想定できるため、より明確な費用を算出するのに役立ちます。
見積り料金、深夜料金、キャンセル料金の確認をしておく
修理を行う前に、まずは原因の特定等の調査を行いますが、業者によっては作業費用とは別に調査費用として請求される場合があります。
深夜料金がかかる時間帯も各社異なりますし、現地見積りに納得出来ずキャンセルした場合にキャンセル料金を請求される可能性もあります。
通常の修理用金の内訳以外にも、こうした特殊料金請求の可能性についても電話連絡で確認しておきましょう。
見積りは作業前にとる
水道修理の見積もりは、基本的に現地見積りです。
実際の修理作業に入る前に状況や原因を調査してもらい、その結果修理費用がどれくらいになるか見積もってもらいましょう。
見積りをとる際は作業料金だけではなく、総額を提示してもらうことがポイントです。
特に夜中に業者を呼んだ場合は深夜料金がかかりますし、対応できる業者が遠方にしかなかった場合は出張料金も含め高額になるかもしれません。
作業開始前にしっかりと料金を明示してもらい、その金額に納得した上で修理を依頼しましょう。
修理できないとなると水は出っ放し…
みずもれの規模が大きければ水道料金も気になります。
何か、自分でできる対処法はありませんか?
応急処置をすることでみずもれ被害の悪化も防げます!
業者が来るまでに自身でできるみずもれ対処法
みずもれの修理を行ってくれる業者が来るまでの間、一時的にみずもれを止めるための応急処置を施しましょう。
蛇口からのみずもれは主に下記2つの症状が当てはまります。
- 水を止めているのに蛇口から水がポタポタと出ている
- 蛇口の接続部分から水が漏れている
水を止めているのに蛇口から水が止まらない原因は、カートリッジやパッキンに不具合が生じていると考えられます。
スパウトの接続部分からのみずもれは、接続部分のナットの緩みやパッキンの劣化、または水栓器具自体が劣化や破損しているためでしょう。
応急処置によって一時的にみずもれを止めたり、場合によっては自身でみずもれの原因を修理できるかもしれません。
みずもれ応急処置① 止水栓を閉める
蛇口からのみずもれの原因はいずれも、配管ではなく水栓器具の問題である可能性が高いと考えられます。
それはつまり、その水道の水さえ止めてしまえば、みずもれの症状は治まるということです。
元栓を閉めてしまったら、家中の水道が使えなくなってしまって不便ではありませんか?
キッチンの水道にある止水栓ならキッチンだけ、洗面所の止水栓なら洗面所だけという感じです。
みずもれが起こったら、まずはその水道の止水栓を閉めましょう。
みずもれの原因が水栓器具にある場合は、止水栓を閉めることで一旦その症状を止めることが可能です。
止水栓はその水道の水をコントロールできるため、みずもれが起こった時に一時的に対処できる以外にも、水の勢いを調整したり、水栓器具を交換したりするときにも重要な役割りをします。
誰でも操作できる場所にあり、簡単に扱うことができるため、操作してみましょう。
特段の事情がない限り触ることのない止水栓。
水道のどこにあるのかご存知ない方も多いでしょう。
一般家庭の水道の止水栓がある場所については下記の表をご覧ください。
水道の場所 | 止水栓の場所 |
---|---|
キッチン | シンク下にある水と湯それぞれの配管 |
洗面台 | 洗面台下にある水と湯それぞれの配管 |
浴室 | 水栓器具の脚部(壁付混合栓の場合) |
トイレ | タンク横の給水管 |
止水栓にはハンドルを回すタイプやマイナスドライバーを使用して操作するものなどがありますが、どの種類であっても時計回りに回すことで閉めることができます。
止水栓とは?設置場所や構造と水道から水漏れする原因と対処方法
元栓を閉める場合は周知徹底すること
水道の設備が古い場合は、個別の水道に止水栓が付いていないこともあります。
この場合は、元栓を閉めることでしかみずもれを止めることはできません。
しかしながら、元栓を閉めてしまうと家中の水が使えなくなってしまうため、業者が来るまでの間不便を強いられることになります。
同居家族が困るから元栓は閉めない、みずもれの量が多いから不便を承知で閉めるなど、状況に応じて適切に対応しましょう。
元栓を閉める場合はトイレや洗面所等も使えなくなりますので、バケツに水を汲んでおいたり、ペットボトルの水を用意するなどしておきましょう。
自分以外の住人に周知徹底しておくことも大切です。
元栓の場所は住宅の種類によって異なります。
戸建ての場合は一般的に、屋外にある量水器ボックスの中に元栓があります。
水道メーターの隣にハンドルやバルブ等がありますので、時計回りに回して閉めましょう。
アパートやマンションなどの集合住宅の場合は、共有スペース内やパイプシャフトの中に元栓があります。
こちらも、水道メーターと同じ空間に設置されており、操作方法は同じです。
水道の元栓から水漏れは何が原因?元栓を勝手に閉めるのはダメなの?
みずもれ応急処置② ナットを締め直す
蛇口からのみずもれはナットの緩みが原因の一つとして挙げられます。
水道を使い始めてから一度もメンテナンスをしていない場合は、この問題を解決することでみずもれが直る可能性がありますので、是非締め直してみましょう。
ナットを締める作業には、次の工具を準備してください。
- プラスドライバー
- マイナスドライバー
- モンキーレンチ又は水栓用プライヤー
ナットの締め直しは水栓器具を分解して行う作業となります。
2ハンドル混合栓の場合はプラス・マイナスドライバーとレンチのみで作業を行うことができるでしょう。
シングルレバー混合栓は、メーカーによって専用工具でなければ分解できない可能性がありますので、水道に関する説明書等をよく確認してください。
浴室などに使われている自動温度調節機能付きサーモスタット混合栓は、水栓用プライヤー(ウォーターポンププライヤー)が必要となります。
水栓器具は衝撃や圧力を受けやすいため、適切な工具を使わなければ損傷する可能性があります。
いずれも工具が揃っていない場合は作業を見送ってください。
それでは、ナットを締め直す作業手順をみていきましょう。
- 作業をする水道の止水栓を閉める(時計回りに回す)
- ドライバーやレンチを使って水栓器具を上から順番に分解する
- 水栓の胴体部分やスパウト部分のナットをレンチやプライヤー等で締め直す
- 取り外したときと逆の手順で部品を取り付ける
- 止水栓を開け、みずもれが改善されているかを確認する
この作業を行ってみずもれが解消したら、業者に修理を依頼する必要はありません。
ナットを締め直してもみずもれが改善しない場合は、水栓器具のパーツが劣化、損傷している可能性がありますので、交換修理の依頼をしましょう。
まとめ
ここまで、夜中に急なみずもれが起こった時の対処法について解説して参りました。
夜中に水道の修理に対応してくれる業者は全国的に増えつつありますが、普段利用しないためどこに連絡をしたら良いのか分からない方も多いことでしょう。
そんなときはネット検索で探すのがおすすめです。
自宅から近い、夜中にも対応してくれるところ探し、連絡をしてみましょう。
修理料金は作業代や部品代だけではなく、出張費用や深夜料金、基本料金も含まれており、料金設定は各社異なります。
想像していたよりも高い費用を請求されたなどというトラブルにならないよう、電話連絡の時点でみずもれの状況を伝え、大まかな料金を聞いておきましょう。
業者が到着したら作業前に見積もりをしてもらい、総額でいくらかかるか、内訳はどうなっているのかを確認しましょう。
記事内では料金相場を記載しておきましたので、その金額にかけ離れていないか照らし合わせ、納得した上で作業を依頼することが大切です。
業者が来るまでの間、止水栓を閉めるとみずもれの症状を一時的に抑えることができますので、各水道ごとに設置された止水栓を操作してみましょう。
ナットの緩みで水漏れしている場合は締め直せば改善するかもしれません。
作業に必要な工具が揃っている場合は、手順に沿って水栓器具を分解し、自身で修理を行ってみてください。