水道屋のボッタクリ被害に合わないためにできる悪質業者の回避術を3つ紹介

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水道屋のボッタクリ被害に合わないためにできる悪質業者の回避術を3つ紹介

水道屋の中には、悪質業者が紛れ込んでいます。
基本料金を安くみせかけて追加費用で稼いだり、不要な工事を推し進めて料金上乗せで稼ぐのが主なやり口です。
このようなボッタクリ業者を回避するためには、回避術を心得ておくことが大事です。

また、簡単な修理ならそもそも業者を呼ぶ必要すらない可能性もあります。
急に水トラブルが発生すると冷静さを欠いてしまいがちですが、ボッタクリ被害に合わないためにも冷静に判断しましょう。
悪質業者回避術をご紹介します。

水道屋を呼ぶ前にやるべきこと

水漏れ修理の基礎知識

水道トラブルは緊急性が高いためすぐに水道屋に連絡してしまいがちですが、実は水道屋に依頼する前の段階から気を付けるべきことがいくつかあります。
これを知らずに水道屋を呼ぶと、思いがけず損することもあるため、前段階として把握しておくべきです。

業者によるボッタクリ被害を回避するためには、落ち着いた状態になってから業者を呼ぶことが案外大事です。
水道屋を呼ぶ前の段階でどんな点に気を付けるべきか見てみましょう。

元栓あるいは止水栓を閉める

まず水道屋を呼ぶ前に、元栓もしくは止水栓を閉めておくことをおすすめします。

水漏れの場合ですと、どちらかを閉めないことには水漏れが収まりません。
結果として状態はどんどん悪化し、対処するのも大変になるため、元栓もしくは止水栓を即急に閉めましょう
これで一旦状況が落ち着くはずですので、そうなってから改めてゆっくりと水道屋選びをした方が失敗しないです。

元栓と止水栓は水の流れを調整できる装置という点では一緒ですが、役割が異なります。
以下の表をご覧ください。

項目元栓止水栓
水の流れを調整できる箇所家全体対応している水栓のみ
閉鎖時に他の蛇口を使用できないできる
設置箇所一戸建てなら屋外の地中、集合住宅ならPS内が一般的各水栓のそば(蛇口と給水管の途中)
元栓もしくは止水栓を閉鎖するのに、工具は要りますか?
子レンジャー
子レンジャー
親レンジャー
親レンジャー
元栓は基本的に不要です。止水栓はマイナスドライバーが必要なタイプもあります

止水栓とは?設置場所や構造と水道から水漏れする原因と対処方法

賃貸の場合は修理可否の確認を

賃貸ですと、そもそも水道屋を呼んでもいいかという点を確かめなければいけません。

規約によって勝手な修理はNGとなっている場合ですと、自分自身で修理を施したり水道屋を呼ぶことができません。
一度管理会社や大家さんに確認を取り、許可が出た場合のみ修理をおこなえます。

賃貸の中には付き合いの深い水道屋が存在することもあり、水トラブルが発生した際はその業者に声をかけた方がスムーズな場合があります。
贔屓にしている業者以外を勝手に頼んでしまうと、トラブルの原因にもなるため、いずれにしろ確認を取るのが一番です。

また、修理費用の負担割合についても相談が必要ですから、水道屋を呼ぶ前に大家さんか管理会社へ連絡しましょう。

そもそも自分で修理できないか考える

水トラブルが発生すると、急を要するため急いで水道屋に連絡をするべきと思ってしまいがちです。
本来なら水道屋に頼らなくても何とかなるパターンでも、呼んでしまうことがあります。

慌てている時はどうしても足元を見られがちです。
ボッタクリにも遭いやすくなるため、そもそも水道屋を頼む必要があるのかという点から考えるのは、意外と大事です。

水トラブルはプロでなければ修理できないというイメージが強いですが、単純な理由で水トラブルが生じている場合は自分自身で対処できることもあります
水漏れの場合とつまりの場合で、どのような状態であれば自分自身で修理できるのか見てみましょう。

水漏れの場合

水漏れの場合における水漏れ原因として多いのが、部品の経年劣化です。
蛇口の種類にもよりますが、水栓にはさまざまな部品が用いられています。
それらの部品はある程度期間が経つと、経年劣化により部品としての役割を全うすることができなくなります。

たとえばゴムパッキンですと、ゴムの亀裂や硬くなってしまうなどのパターンがあげられるでしょう。

このような場合は部品交換で対処できますが、意外と簡単です。
工具さえ揃っていれば自分自身でも修理できるため、DIYに手慣れている人であれば自分自身で修理する方法もあります。

パッキン交換を水道屋にお願いすると5000円~1万円程度請求されるのが相場ですが、自分で修理すればパッキン代の数百円しかかかりません
大幅な費用節約ができるため、水道屋に依頼する必要性をよく検討しましょう。

一例として、単水栓のパッキン交換をおこなう際の手順は以下になります。

  1. 元栓もしくは止水栓をしっかりと閉鎖する
  2. ハンドルの留め具がある場合は、それを外す
  3. ハンドルを上に引っ張り、そのまま抜く
  4. 見えてきたナットを回転させながら緩めて抜く
  5. スピンドルも外し、パッキン交換をおこなう
  6. 逆手順で元に戻し、水漏れが収まっていることを確かめたら完了
単水栓コマパッキンなどの交換手順

つまりの場合

つまりも軽度なものであれば自分自身で解消できます。
色々なつまり解消法があるため、つまりの内容に合わせて対処するとよいでしょう。
以下を参考にして下さい。

つまりの内容解消法
髪の毛のゴミパイプクリーナーを使用
ヌメリ汚れ重曹とお酢を使う
固形物ラバーカップを使う 真空式パイプクリーナーを使う
頑固なつまりワイヤーブラシを使う

悪質業者の手口とは?

悪徳業者の手口に気を付けましょう!

持ち家の場合や自分自身で修理できなそうな場合は、水道屋を呼ぶ必要があります。
ただし水道屋の中には悪質業者も紛れ込んでいるため注意しなければなりません。
悪質業者など滅多に存在しないと思うかもしれませんが、近年では巧妙な手口でボッタクリをおこなう水道屋が増えています

実際、東京都の水道局も公式に注意を呼びかけているくらいですから、他人事だと思わずに用心しておくべきでしょう。

では、悪質業者は一体どのような手口を使うのか解説します。

何かにつけて費用を上乗せしてくる

悪質業者の中でも多い手口が、費用の上乗せ徴収です。
たとえば以下のようなパターンで、費用請求してきます。

  • ホームページやチラシには基本料金を安く記載しておき、実際は出張費用や作業代などさまざまな名目で大幅に上乗せした料金を請求してくる
  • 見積り無料とのことでお願いし高額だったため断ろうとしたら、今度は出張費用を請求された
  • 現地まで来るのに高速を利用したとのことで、その費用を請求された

このように手口としては、最初にきちんと断りを入れずに、後から色々と請求してくるやり方が一般的です。

水道修理の費用に関しては業者が自由に設定できるため、事前に説明した費用項目を請求してくるのであれば、それは仕方がないです。
問題は、あらかじめ伝えることを故意に隠し費用を請求してくる手口にあるため、注意しましょう。

必要のない修理を提案してくる

もう一つ、悪質業者がよくやる手口として、必要ない修理の提案があげられます。
たとえば以下のようなパターンで、不要な工事を進めてきます。

  • 蛇口のパッキン交換だけで直るにも関わらず、本体交換が必要などと言い煽ってくる
  • 古いタイプの部品で手に入らないため本体交換しなければならないなど、まだ部品が製造されているにも関わらず言ってくる
  • 全く関係ない箇所の劣化も指摘し、修理の必要性を訴えてくる

それらしい理由をつけて追加工事を促してくるため、本当に必要性のある工事なのか分からない場合は、一旦保留にすることが大事です。

何か対策はありますか?
子レンジャー
子レンジャー
親レンジャー
親レンジャー
やはりある程度知識を付けておくことが大事です。自分自身でも判断できるようにしておくことが自衛に繋がります

高圧的な態度で迫ってくる

悪質業者の特徴としては、高圧的な態度で迫ってくることが多いです。
水トラブルが発生した状況というのは、ただでさえ余裕がない状態ですから、冷静な判断がつきにくいです。
そんな弱みを利用して、押し切るような形で追加費用請求や不要な工事の提案をしてくるのが、悪質業者のやり口になります。

まともな業者なら、無理に修理を推し進めることはありません。
お客様が修理を拒めば、一旦応急処置だけを施し保留してくれます。

こちらが修理を希望していないのに無理やり続けようとし、中にはそのまま居座るような業者も少なからず存在します。
恐怖心からお金を払ってしまい、泣き寝入りというパターンも現実にあるということを覚えておきましょう。

突然の水漏れ!ボッタクリ水道修理業者に騙されない基礎知識

悪質業者の回避術3つ!

ここまでの話で、悪質業者がいかに避けるべき存在かお分かりいただけたでしょう。
非常に厄介な存在である悪質業者ですが、こちらが気を付けることである程度回避できます。

逆に言いますと、回避術を全く知らないまま適当に水道屋を選んでしまうと、ボッタクリにあうリスクは高まります
そのため水道屋を選ぶ際にはどのようなポイントを重視すべきか紹介します。

ちょっと手間をかけるだけで優良な業者を見つけられますので、心得ておきましょう。

1.基本料金以外の部分を確認する

基本料金が無料でも安いとは限らない?

まず回避術の一つ目としては、基本料金以外の部分をよく確かめることです。
基本料金に関してはホームページやチラシに大きく記載されているためすぐに把握しやすいですが、業者によっては追加費用をあえて分かりにくく記載しているところもあります。

また、追加費用に関して一切記載せず、後から請求してくる水道屋も存在します。
そのような業者は悪質業者ですから、しっかりと分かりやすく追加費用を記載しているかという点に着目しましょう。

他にも、わざと料金体系を分かりにくく記載し、混乱させることで総額を掴みにくくさせるという手口もあります。

優良な業者は料金体系がシンプルで、追加費用なども不備なく記載しているものです。

よって悪質業者を避けるためには、費用項目を分かりやすく説明している業者を選ぶというのがポイントでしょう。

概算金額を伝えてくれるかチェック

最初に問い合わせした段階で、きちんと概算金額を伝えてくれるかという点も見極めるうえでのポイントです。

水トラブルの修理は現地を確認しなければ正確な内容を100%把握することはできませんが、それでもプロですから話を聞くだけでおおよその状況は想像が付きます。
そのため推測できる状況から考えて、必要な修理内容というのも自ずと分かるはずです。
よってまともな業者であれば、話を聞いた段階できちんと概算金額を教えてくれます

また、現地で状況確認をおこない、再度正確な見積りを伝えたうえで修理をおこなうのが一般的です。
もし話と現況が大きく異なっており追加修理などが必要な場合は、納得できるようしっかりと説明してくれるのが、まともな水道屋でしょう。

概算金額の提示なしに修理を進めてくる場合は、悪質業者の可能性があります。

キャンセル規定も確かめよう

ボッタクリ業者回避のためには、キャンセル規定をよく見ておくことも大事です。
キャンセルに関する規定は業者によってさまざまです。
無料キャンセルできる水道屋もあれば、会社出発後はキャンセル料が発生する会社もあります。

キャンセル料が生じること自体は問題ではないです。
その代わりに基本料金を安くするなど、費用還元をしている場合もありますので、単に料金体系の違いとも言えるからです。

キャンセル料を明らかにせず、後出しでキャンセル料請求をしてくるのが悪徳業者の手口になります。
たとえば出張料無料と謳っておきながら、実際の修理を断ったところ、キャンセル料を請求するようなやり方です。

トラブルを回避するためにも、キャンセルした場合どうなるのか納得したうえで依頼しましょう。

2.水道局指定工事店になっているか確かめる

自治体の水道局から認定を受けた水道屋なのか確かめることも、ボッタクリ業者回避のためには重要です。
水道局指定工事店は、有資格者が在籍しているなど、条件が整った水道屋しか認定されません。

給水装置工事主任技術者という国家資格が必要で、実技試験も課されるため、技術力に関して一定水準に達しているという安心感があります。

水トラブルの修理をおこなう際に、給水装置工事主任技術者でなくても出来る内容もありますが、有資格者の方が圧倒的に幅広いトラブルに対応できます。
そのため水道屋として仕事をするのであれば、自治体の認定を受けるのが普通です。

まともな業者ならきちんと水道局指定工事店になっているはずですから、きちんと調べておくとよいでしょう。

自治体のホームページから指定業者を調べられますので、依頼する前に確かめましょう。

指定工事店以外がおこなう水道工事は違法

水道局指定工事店でないボッタクリ業者は、驚くほど安価で工事を勧めてきたりします。
安いとなると魅力的ですし、きちんと工事してくれるなら水道局指定工事店でなくても問題ない気もするかもしれませんが、決してそんなことはありません。

水道局の認定を受けているというのは非常に重要なことで、水道工事は認定された業者しかおこなえないことが水道法で定められています

よって指定工事店以外がおこなえば、違法行為に該当します。
指定外の業者が整備した給水装置には、給水できません。
知らずに依頼したとしても、状況次第では水を止められてしまう可能性もあるため、きちんとした水道屋に依頼することはとても大事なことなのです。

優良業者?見極めチェックポイントは?

3.相見積もりを取る

3つ目の悪質業者回避術として、水道屋に依頼する際は相見積もりを取りましょう。
水トラブル修理における適正価格は、非常に掴みにくいです。
状況によって修理内容が変わってきますし、たとえば同じ水漏れであったとしても、生じた箇所により金額が変わります。

また水トラブルが発生して水道屋を呼ぶ機会は、そこまで頻繁にあるわけではありません。
普段から購入しているものであれば金額を把握しやすいですが、水回りにおける修理金額はあやふやです。
一体どのくらいが適正なのかよく分からないまま頼んでしまうため、それもトラブルに発展する一因となってしまいます。

失敗しないためには相見積もりを取り、妥当な価格か判断する材料を手に入れることです。

ただし、見積り料やキャンセル料で稼ぐ業者も存在するため、その点は注意しておく必要があります。

水道屋の態度も比較しよう

相見積もりを取るうえで、金額の比較ももちろん大事ですが、水道屋の態度も見ておきたいポイントです。
大事な修理を任せるわけですから、やはり態度の良い業者にすべきなのは間違いありません。

また、なぜその金額になるのかきちんと説明してくれるかという点も大事です。
必要な情報を丁寧に伝えてくれる業者であれば、ある程度信頼できる水道屋と言ってよいでしょう。

態度を見るうえで、他にはどんな点を意識すればよいでしょうか?
子レンジャー
子レンジャー
親レンジャー
親レンジャー
やはり高圧的でないことです。後は現場が汚れないよう注意を払ってくれているかなども、見ておきたい点ですね

水道の修理を業者に依頼する時に気を付けるべきポイントや注意点まとめ

まとめ

悪質業者を選んでしまうと、不当に高い料金を支払う羽目になりダメージが大きいです。
態度も高圧的なため、恐怖心を感じたりと、精神的な負担も伴うことになりがちです。
そんなボッタクリ業者は、水道屋選びを注意深くおこなうことで回避することができます。

水トラブルは急に発生するため慌てて依頼してしまいがちですが、業者についてある程度調べてから依頼することが大事です。
きちんとホームページで料金体系を確認し、水道局の認定を受けているかという点もチェックしておきましょう。
また相見積もりを取り複数社を比較した後で選ぶことも、悪質業者を避けるためのポイントです。

少し面倒でも、優良業者に巡り合うため手順を踏まえて選ぶようにしましょう。


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