蛇口からポタポタ水漏れ!自分でできる故障の直し方から業者選びまでを解説

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蛇口からポタポタ水漏れ!自分でできる故障の直し方から業者選びまでを解説

蛇口からポタポタ水漏れ!自分でできる故障の直し方から業者選びまでを解説

蛇口の故障はどこの家庭でも起こる可能性があります。水がポタポタ漏れたり、ハンドルが固くなったりするのは不便なだけでなく、水道料金が高くなる場合や蛇口を使う際に、水漏れが気になって生活ペースが崩れるかもしれません。蛇口の故障は放置していても良くならないので速やかに修理したいものです。
本記事では、蛇口の種類と構造、場所別に起こりやすい故障の症状、修理の方法と知識、賃貸物件での対応などを解説します。そして、必要に応じて水道業者に依頼するときにかかる料金相場や依頼時の注意点までを詳しく説明します。

家の中にはいろいろな蛇口があるけど、水が漏れたら全部自分で直せるの?
子レンジャー
子レンジャー
親レンジャー
親レンジャー
DIYがすごく得意!という人であれば直せるかもしれないね
普通の人には難しいの?
子レンジャー
子レンジャー
親レンジャー
親レンジャー
原因を考えて、パーツを間違えないように購入しなくてはならないから、慣れない人にはそれが難しいかもしれない。水栓によっては、構造が複雑なものもあるからね。

一般的な蛇口の種類とそれぞれの構造

一般的な蛇口の種類とそれぞれの構造について説明します。

単水栓

単水栓

単水栓は、水かお湯どちらかのみが出るシンプルな蛇口です。
洗濯機への給水や、屋外の散水用などによく使用されています。水を出す、止めるという機能だけで、ハンドルは一つのみ、構造も単純です。

シングルレバー混合水栓

シングルレバー混合水栓

シングルレバー混合水栓は、一つのハンドルで吐水する水の温度と流量を調節できます。
温度はハンドルを左右に操作することで、流量はハンドルの上下で操作するのが通常です。蛇口は、給水管と給湯管の両方に接続されています。
レバーは内部のカートリッジバルブと連動しており、バルブが水の流れをコントロールし、冷水と温水を適切な割合で混ぜ合わせます。
この仕組みで、一つのレバーで蛇口から出る水の温度を制御できるのです。

スタイリッシュなデザインで、キッチンや洗面所に使われることが多く、すっきりしたデザインの蛇口が多いといえます。

2ハンドル混合水栓

2ハンドル混合水栓

一つの蛇口に、2つのハンドルが付いているのが、2ハンドル混合水栓です。
一つは冷水用、もう一つは温水用です。
それぞれのハンドルの回し方で、水だけ、温水だけ、2つを合わせた任意の温度の水を出せるのです。
一般的には、右回りで水が止まり、左回りで水が出ます。
こちらの蛇口も給水管、給湯管とそれぞれ接続されています。

少し古めのキッチン、浴室、洗面台で使われることが多いタイプです。

サーモスタット混合水栓

サーモスタット混合水栓

サーモスタット混合水栓は、浴室でよく使用される温調節機能を備えた蛇口です。
温度の目盛りが付いており、温度を設定して一定の温度のお湯が出るのが特徴です。

サーモスタット混合水栓の中には、設定された温度に水温を自動調節する機能があります。
目盛りで温度調節ができるため、レバーでは水量のみを調整します。

設定温度のお湯が出るため、お湯の温度が変動しにくく使いやすいタイプといえます。

蛇口の故障っていうと、ポタポタを思い浮かべるけど、他にはどんな症状があるの?
子レンジャー
子レンジャー

蛇口の故障が起こる場所と症状

蛇口の故障にはさまざまな症状があります。例を挙げてみましょう。

・水が出ない ・蛇口からのポタポタとした水漏れ
・吹き出すような水漏れ
・ハンドルが硬い
・ハンドルの空回り ・サーモスタット混合栓の温度がおかしい
・水栓のガタガタ音

これらの故障は、キッチン、浴室、トイレの手洗い、洗濯機、屋外の蛇口などどこの蛇口でも起こります。
それぞれの場所でよく見られる症状に焦点を当て、原因と対処法を解説します。

浴室で起こりがちな蛇口の故障

浴室の蛇口では、蛇口の根元やハンドル、シャワーヘッドからの水漏れがよく起こる故障といえるでしょう。これは、ワッシャーやパッキンの摩耗や劣化、または蛇口内部の部品の劣化が原因で起こります。

サーモスタット混合栓で起こる故障は、温度調整ができなくなるケースです。
これは、内部のサーモスタットユニットの劣化が原因で起こります。

浴室蛇口

キッチンで起こりがちな蛇口の故障

キッチンの蛇口は、使用頻度が高く故障が発生しやすい部分です。
頻繁に水とお湯を切り替えたり、水を止めたり出したりも頻繁に行います。

故障で多いのが蛇口の根元付近に水がいつも溜まっているような水漏れです。
カートリッジやハンドル周りの三角パッキンの劣化により水漏れが起こっています。

蛇口から出る水の量が少なくなるという故障もあります。
これは蛇口の吐水口に付いている、網目状の泡沫金具(ストレーナー)にゴミが詰まっていることが原因です。
定期的に泡沫金具を外してゴミを取り除きましょう。

泡沫キャップ

気が付いたら、蛇口自体ががたついているという故障もあります。
蛇口を土台に固定しているボルトがいつの間にか緩んでいるのが原因です。
これは基本的には、ボルトを閉めれば直ります。
しかし蛇口の水漏れを放置して土台下の木材が傷んでしまってる場合はその部分を剥がして交換しないといけない場合もあります。

台所は日々の生活でも多く水を使う場所であるため、蛇口の故障には迅速な対応が求められます。

洗面台・トイレの手洗いで起こりがちな蛇口の故障

洗面台で起こりやすい故障も、やはり水漏れが一番でしょう。
パッキンの劣化が起き、使う前から蛇口の根元が濡れており、気が付くというケースが考えられます。

他に、ハンドシャワーになっている洗面台では、シャワーホースの接続部から使うたびに洗面台の下に水が漏れてしまう事もあります。

洗面台下

また、蛇口のハンドルが回りにくくなるのは、内部のパーツの摩耗や水垢の蓄積が考えられます。吐水口からの水漏れは、ハンドル下部に内蔵されているケレップという小さなパーツの劣化が原因と推測されます。

洗濯機の給水栓で起こりがちな蛇口の故障

洗濯機の給水蛇口は、洗濯のたびに開け閉めするのではなく、開けっぱなしという家庭が多いのではないでしょうか?水を止めたり開けたりという操作は、洗濯機側で行われており、蛇口は開けっぱなしという状態ですと、いつも高い水圧がかかり続けています。

長期間の高水圧によって、蛇口の内部のパッキンやワッシャーなどの部品が劣化する可能性があり、内部部品の劣化は水漏れや滴りといった故障を発生させてしまうのです。

洗濯蛇口

蛇口と洗濯機を繋ぐホースの接続部も、継続的な圧力により弱くなる可能性があります。
これにより、接続部からの水漏れが発生することがあります。

屋外の蛇口で起こりがちな故障

屋外の蛇口は、水まきや、洗車、泥落とし用として使っているご家庭も多いでしょう。

パッキンなどの内部部品の劣化による水漏れはもちろん、その他に凍結による破損や、サビによる腐食も考えられます。
凍結による破損は蛇口や配管が凍結し、凍って体積が増えてしまい破損します。寒冷地や寒波が来たときなど、冬季に問題となります。
サビによる腐食からの故障は、屋外にあるため雨や湿気、塩害などの環境的な条件によって起こります。

親レンジャー
親レンジャー
蛇口の故障を発見して、水漏れの状況によっては、すぐに水を止めないといけない。激しくたくさん水が出ているとか、ポタポタが速くて大粒な場合なんかは、すぐに止水栓を閉めよう。

蛇口の水漏れの応急処置と自分で行う修理の注意点

自分で修理を行う場合、間違った方法による破損、水漏れを悪化させてしまうなどの懸念があります。ここでは、応急処置と蛇口の水漏れ修理を行う際に注意するポイントを解説します。

水が止まらないときの応急処置

ハンドルを操作しても水が止まらない場合や、とりあえず漏れている水を止めたい場合、蛇口の修理に取り掛かる前には、止水栓を締めましょう。

キッチンや洗面台では、シンクや洗面ボウル、手洗いボウルなどの下に止水栓があります。収納になっている場合は、扉を開けて奥に水とお湯の配管が2本通っています。その途中にハンドルやマイナスドライバーを使って締める止水栓がありますので、時計回りに止まるまで回して閉めましょう。

止水栓

浴室の場合は、壁から出ている給水管と蛇口の接続部分にあります。
下からのぞくとマイナスドライバーで締めるタイプのネジが2つありますので、どちらも閉めましょう。

単水栓には止水栓がありません、屋外に付いている単水栓や洗濯機の給水蛇口にも止水栓がないため、水道メーターの横にある、水の元栓を閉めましょう。
水の元栓を閉めると、家中の水が止まります。
トイレの水洗も流れなくなるため、注意が必要です。

修理をする際に、止水栓や元栓を閉め忘れると分解中に水が噴き出すので、修理の際は必ず閉めてから行います。

蛇口修理を自分で行なう注意事項と安全対策

自分で蛇口の修理を行なえれば、費用を抑えられてメリットになりますが、失敗すると直らないばかりか蛇口の故障がひどくなる場合もあります。十分に注意して修理を行いましょう。

▲注意事項▲
・修理作業前には止水栓か元栓を必ず閉める
・適切な工具を使う
・蛇口の取扱説明書やメーカーサイトでマニュアルを見る
・ボルトが硬い、ばらしたものの元に戻せないなどの場合は無理をせずプロへ依頼

もし修理が難しいと感じたり、どうすればよいかわからなくなったりした際には、専門の業者に依頼することが最善の選択です。
プロの業者は適切な技術と専門知識を持っており、複雑な故障や、これから起こるかもしれない故障も予測し適切に処理できます。

自分で行う壊れた蛇口の症状別直し方

蛇口の故障の症状別に、それぞれの修理方法を説明します。

蛇口から水が出ない

蛇口をひねっても水が出ない場合、いくつかの原因が考えられます。

まず、止水栓や水道の元栓が閉じている可能性です。
元栓が閉じている場合は、開けることで問題が解決します。

次に、蛇口自体の内部に問題があるケースです。
蛇口のカートリッジ(※)やバルブが壊れている可能性があります。
この場合、蛇口のハンドルを取り外し、内部を確認すると原因がわかるかもしれません。
しかし、破損している場合は部品交換が必要です。

また、冬季には凍結が原因で水が出なくなることもあります。
水道管が凍結し、水の流れが妨げられるためです。安全にパイプを温めて凍結を解消させる必要があります。

※カートリッジはシングルレバー混合水栓の水やお湯の出し止めや切り替えを制御しているパーツです。

ポタポタと漏れる水漏れの直し方

水漏れの修理は、漏れている状態により異なる手順が必要です。

ポタポタと漏れる水漏れは通常、蛇口の内部パッキン・カートリッジの劣化やナットが原因で、修理の手順は以下の通りです。

①止水栓か水道の元栓を閉じて水の供給を止める
②蛇口のハンドルを取り外し、内部のパーツを取り出す

蛇口分解

③パッキンやカートリッジを確認し、劣化や損傷が見られれば交換する
④新しいパーツを取り付けた後、ハンドルを元に戻し、止水栓を開いて漏れが止まったかを確認する

止水栓を開いて漏れが止まったかを確認する

カートリッジには種類があります。
使っている水栓の型番を調べ(水洗の台の部分などに記載があります)、メーカーサイトで使用できるカートリッジの型番を確認しましょう。
わからない場合は、カートリッジを外して、ホームセンターなどに持って行き聞いてみるのも良いでしょう。

ハンドル蛇口のパッキンであれば、ある程度互換性はありますが、カートリッジや温調バルブなどは蛇口ごとに対応する部品が違うのでしっかり調べて購入する必要があります。

ポタポタの水漏れは、適切な工具と基本的な修理の知識があれば自分で行える事も多々あります。
しかし、自信がない場合や原因が分からない場合は、水道業者に相談することをお勧めします。

吹き出すように漏れる水漏れの直し方

 吹き出すように漏れる水漏れはいきなり起こる場合もあり、慌ててしまいますが、まずは止水栓か水道の元栓を閉じて水漏れを止めましょう。

このタイプの漏れは、通常、蛇口本体の亀裂や破損、または接続部が緩んだ場合が原因です。
水道管が凍結して亀裂が入ってしまい、解凍とともに水が噴き出すなどのケースが考えられます。

①止水栓か水道の元栓を閉じて水の供給を止める
②もし接続部分が緩んでる場合は、モンキーレンチを使って締め直す
③蛇口本体に亀裂や明らかな損傷がある場合は、蛇口を外して新しい蛇口に交換する必要がある。
④緩みを閉めた後や蛇口を取り替えた後に、止水栓か元栓を開いて漏れが止まったかを確認する

単水栓であればDIYに慣れている方であれば、自分で取り換えも簡単にできるでしょう。
普段工具など使ったことがない場合や特殊な蛇口の場合は、専門業者に依頼する方が安心でしょう。

ハンドルやレバーが固い場合の修理

ハンドルやレバーが固くなる主な原因は、潤滑油切れや汚れ、サビの蓄積です。

潤滑油(グリス)を塗り、水垢やサビを除去します。

①止水栓か水道の元栓を閉じて、水を止めます
②ハンドルやレバーを取り外す。ネジを緩める蛇口もあるので注意
③内部の各パーツを確認する

(1)汚れやサビ・水垢を掃除する。必要に応じて、酢水やクエン酸水を使って、水垢を除去します(水垢はアルカリ性ですので、酸性の液で除去できます)。
(2)「蛇口用グリス」を塗る。塗る場所はOリング、Uパッキン、蛇口パイプ(吐水管)の根元、スピンドルのネジ部分です。

(3)パッキンの劣化が原因のケースもあるため、パッキンを確認して劣化している場合はパッキンを交換する
(4)バルブカートリッジが劣化している場合も、ハンドルの動きに影響するため、交換を検討する

④ハンドルやレバーを再度取り付け、メインバルブを開いて動作を確認します。

【注意】パーツを交換する場合は、蛇口のメーカー・型番によりパーツが異なります。
蛇口の根元などに番号の記載がありますので確認して、メーカーサイトなどでパーツの型番を調べて購入しましょう。

この修理は一般的な工具と使って行えますが、内部が著しく劣化していて修理後も固さが改善されない場合は、水道業者に相談しましょう。また、蛇口の耐用年数は10年といわれています。10年近くたっている場合は蛇口本体の交換を検討した方が良いでしょう。

空回りする蛇口の修理

蛇口の空回りが起こると、水が出ないだけでなく、水が止まらない場合もあります。水が出ているときに空回りが起こって止められなくなった場合は、まず止水栓か水道の元栓を閉めましょう。

その後、ハンドルの上のネジとハンドルの下にあるキャップナットをモンキーレンチで締めます。これでハンドルの空回りがなくなったかを一度確認してみましょう。

スピンドル・ケレップ

空回りが続く場合は、内部のパーツが摩耗して、パーツ同士のかみ合わせが悪くなっていることが考えられます。空回りするときに摩耗が考えられるのは、ハンドルの下にあるスピンドルとケレップです。他に、ハンドル自体の摩耗も考えられます。パーツを購入して交換も可能ですが、どれが原因か特定できない場合や、長く使っている蛇口の場合は、蛇口全体を新しいものと取り替えることも検討しましょう。

【注意】パーツを交換する場合は、蛇口にあった型番のパーツを購入しましょう。

サーモスタット混合水栓の故障

サーモスタット混合水栓独特の故障といえば、お湯の温度が上がらないというトラブルでしょう。これは、水栓内部のサーモスユニットが故障していることが考えられ、部品を新しいものと取り替える必要があります。

①止水栓か水道の元栓を閉じて、水の供給を停止する
②温度を調節する側のハンドルを取り外す

サーモ


③目盛りのリングを外しその下のナットをウォーターポンププライヤーで外す
④隙間にマイナスドライバーを差し込み、古いユニットを外す
⑤新しいユニットを差し込み、外したときと逆の手順で戻す

取り替えてみると簡単ですが、ウォーターポンププライヤーなどの工具が必要になります。
また、サーモユニットは蛇口の型番にあったものに交換する必要があります。
水栓の型番を確認してメーカーサイトで必要なサーモユニットを調べ、間違わないように購入しましょう。

蛇口がガタガタする

いつの間にか蛇口ががたつきだした場合は、蛇口の固定が緩んでいます。
蛇口は、シンクや洗面ボウルなどとその下にある土台の木材に固定されています。
シンク下にもぐって、緩んでいるナットを閉めましょう。
もし、固定している土台部分の木材が水漏れや経年の劣化で腐っている場合、蛇口も古ければ、蛇口と台下の木材の取り換えを検討しましょう。
蛇口の寿命は10年といわれています。
10年を過ぎれば、トラブルが起こる可能性も高くなりますので、取り換え時期と考えるといいでしょう。

親レンジャー
親レンジャー
蛇口の修理は、家にあるポピュラーな工具ものだけで修理できるものと、専用の道具が必要なものがあります。道具を少し見ていきましょう。
ウォーターポンププライヤーは水道関係の修理ではよく登場する工具だね
子レンジャー
子レンジャー

自分で修理する際に必要な道具の紹介と使い方

蛇口の故障の修理に使う基本的な修理道具について解説します。
家にある場合はいいのですが、購入する場合は購入価格と業者に修理を依頼する場合の価格や手間を比較検討してもよいかもしれません。

モンキーレンチ

モンキーレンチ

モンキーレンチは主に、水栓のネジや接続部を緩めたり締めたりする際に使用されます。
ボルトの大きさに合うように幅が調整可能で、さまざまなサイズのナットやボルトに対応できます。
ホームセンターで購入する場合、モンキーレンチの相場価格は1,000円から3,000円程度です。サイズやブランドによって数万円の高額なものもありますが、家庭用であれば標準サイズのモンキーレンチが適しています。

ウォーターポンププライヤー

ウォーターポンププライヤー

ウォーターポンププライヤーは、蛇口修理において主にパイプや大きな接続部をはさんで締め付けや解除に使用されます。
つかむもののサイズに合わせて幅を調節可能で、大きなものをはさんだり、不規則な形状の部品をつかんだりできます。
ホームセンターでの相場価格は約1,000円から3,000円程度です。耐久性と使いやすさを考慮して選ぶことが重要です。

水栓取り外し用レンチ

水栓取り外し用レンチは、蛇口の取り付けや取り外しに特化した道具です。
蛇口の根元や狭いスペースにあるナットを締めたり緩めたりするのに最適で、とくに新しい蛇口を設置する際に重宝します。
通常のレンチでは取り外しにくい箇所に適した形状となっています。

ホームセンターでの購入時の相場価格は、約1,500円から2,000円程度です。

ドライバー

ドライバー

プラスドライバーとマイナスドライバーは、蛇口修理でネジを締めたり緩めたりする際に必要な道具です。蛇口のハンドルやカバーの取り付け取り外し、内部パーツの調整に使います。
ネジ留めされている部品の取り外しや固定には必須の道具になります。

ホームセンターでの相場価格は、一般的なプラスドライバー、一般的なプラス・マイナスのドライバーそれぞれ約300円から1,000円程度です。
サイズやグリップの快適さを考慮して持ちやすいものを選びましょう。

ピンセット

ピンセット

ピンセットはどうして必も要な道具ではありません。
しかし、パッキンやOリング、ケレップなど小さいパーツを取り出すときはあると便利です。
ホームセンターでの相場価格は300円から2,000円程度です。

高価なものは必要ありません、小さすぎず使いやすいものを選びましょう。

シールテープ

シールテープ

シールテープは、蛇口の修理時に主にパイプのネジ部分の防水と密閉を強化するために使用されます。
ホームセンターで購入する場合、相場価格は100円~500円前後です。
長さによって値段が異なりますが、まずは1巻あれば大丈夫です。

蛇口の故障を業者に依頼する際のポイント 

蛇口の故障を修理する際の料金相場

蛇口修理の料金相場は、修理箇所や症状の複雑さによって異なります。
また水道業者によって、サービス内容や修理料金も異なりますので、依頼する際は何社かを比較して検討しましょう。
しかし、おおよその修理料金相場はあるので一例をご紹介します。

修理サービス内容良くある料金相場
簡単なパッキン交換や増し締め等の調整作業4,000~6,000円
スピンドル・スパウト等部品交換5,000~8,000円
単水栓(壁付け)8,000~12,000円
混合水栓の交換12,000~18,000円
フレキ管交換5,000~8,000円

工賃は蛇口の設置状況やトラブルの原因によって異なる場合があり、最終の修理価格は作業前の見積りを必ず確認してから依頼するか決めましょう。
また蛇口の故障は、部品の交換が必要なケースがほとんどなので、工賃とは別に部品代が掛かると思っていた方が良いでしょう。

水道修理業者選びのコツは?

蛇口の故障を修理依頼する業者は信頼の置けるところを選びたいものです。とはいっても、初めて依頼する場合など、その水道業者がどのような業者なのかは、なかなかわかりません。業者を選ぶときにチェックすべき項目をまとめました。

確認したい5つの事
・WEBサイトを確認して料金やサービス内容は分かりやすいか
・出張や見積もりが無料かどうか
・水道工事の有資格者がいるか、住んでる自治体の指定工事店かどうか
・問い合わせ時の対応の丁寧さや、コミュニケーションがとりやすいかどうか
・保証とアフターケアの確認

修理料金や作業内容に関しては、現場を見ないと確定できない場合も多々あります。
電話で問い合わせる際は出張費・見積りなどで費用が掛かるのか?キャンセルできるのか等を全て確認し、不明な点がなく納得できる業者に依頼するようにしましょう。

賃貸の部屋で蛇口が故障した場合はどうしたら?

賃貸物件で蛇口が故障した場合は、まず大家さんや管理会社に連絡をとり状況を説明しましょう。
修理費用の負担に関しては、大家さんが負担するケースが多いでしょう。

しかし、故障の原因が不適切な使用方法や故意に故障させた場合などによっては、入居者の責任になることもあります。

また、大家さんに連絡をせずに勝手に修理業者に依頼するのはやめておきましょう。
費用負担の問題もありますが、万が一何かトラブルが起こったときに、借主が責任を負うことにもなりかねません。

蛇口の故障で修理が難しいと感じたら専門業者に任せよう

蛇口の故障はいろいろあり、工具があれば、自分で修理することができる場合もあります。
ちょっとした水漏れやハンドルが硬いなどの一般的な問題は、適切な手順に従って修理すれば対処することも可能な場合もあります。
しかし、すべての蛇口のトラブルがDIYで解決できるわけではありません。
修理に慣れない方や、工具を持ってなく時間のない方は専門の業者に依頼する方が、早く確実に修理ができます。
複雑な構造の蛇口や、原因が明確でない故障に直面した場合は、迷わずに水道業者に依頼することがおすすめします。


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