水回り修理の基礎知識!まずはトラブルが起こる場所や症状を覚えよう

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水回り修理の基礎知識!まずはトラブルが起こる場所や症状を覚えよう

水回り修理の基礎知識!まずはトラブルが起こる場所や症状を覚えよう

住宅で起こる水のトラブルにはどれ位の種類があるのかご存知ですか?誰もがすぐに思いつくのは「トイレのつまり」や「キッチン蛇口の水漏れ」といったものだと思います。しかし、家で起こる水のトラブルはまだまだ数多くのケースがあります。

全く想像もしていないトラブルが起きた時は対処に戸惑って処置が遅れたり、誤った処置をしたりして被害が大きくなることもあります。そうならない為にも住宅で起きる可能性のある水のトラブルを出来るだけ知っておくことはとても大切です。

今回は住宅の水回りで起きる可能性のあるトラブルを数多く紹介して行きます。

住宅にある水回りをご紹介

住宅形態にも一戸建て、マンション、アパートなどいくつかの種類がありますが、ここでは一戸建ての住宅を中心に紹介して行きます。理由は戸建て住宅は一番水回りの種類が多いからです。マンション、アパートの場合はそこから不要な情報を引き、必要な情報のみを参考にしてください。

住宅の水回りを区分けすると以下の7つに分けることができます。

・キッチン(シンク、蛇口など)
・洗面所(洗面化粧台、蛇口など)
・お風呂(ユニットバス、蛇口など)
・洗濯場(洗濯防水パン、蛇口など)
・トイレ(便器、タンク、ウォシュレットなど)
・外回り(外部蛇口、給湯器、給水管、給湯管、マス、排水管など)
・家の埋設部(天井裏、壁中、床下を通っている給水管、給湯管、排水管など)

水回りのトラブルはこの7つの場所のどこかで起こります。水回りの中でも蛇口のある場所は水のトラブル発生も想像しやすいと思いますが、「外回り」や「家の埋設部」といった場所は想像しにくく、水のトラブルが発生した時にちょっとしたパニックになってしまうこともあります。「なんでこんなところから水漏れが…」と。そうならない為にもこの7つの場所から水のトラブルが起こる可能性があることを把握しておきましょう。

修理が必要になる水回りのトラブルの種類

水回りのトラブルと言ってすぐに思いつくのが「水漏れ」や「つまり」だと思います。もちろん水漏れやつまりも水回りのトラブルですが、修理が必要になるのはこの2つだけではありません。この2つ以外にも水回りのトラブルに該当するものがまだまだありますのでご紹介いたします。

水回りのトラブルの種類

  • 水漏れ
  • つまり
  • 悪臭
  • 異音
  • 機器の不具合

以上の5つになります。

それでは一つずつ見て行きましょう。

水回りのトラブルの代表的な症状:水漏れ

水漏れは水回り修理が必要になるトラブルの代表的なものです。それでは家で起きる可能性のある水漏れトラブルについて見て行きましょう。

水漏れが起こる箇所主に設置されてる場所
蛇口
(単水栓、混合水栓、散水栓等) ※①
台所・キッチン、洗面所、トイレ お風呂・浴室、洗濯場、屋外
配管
(給水管、給湯管、フレキ管・なまし管、排水管等) ※②
台所・キッチン、洗面所 洗濯場、お風呂・浴室、トイレ 壁中埋設部、屋外
止水栓、元栓付近
(メーターバルブ、給水ボールバルブなど)  
台所・キッチン、洗面所 お風呂・浴室、トイレ、屋外
給湯設備
(瞬間湯沸かし器、電気温水器、給湯器、バランス釜等)
室内、屋外
キッチンシンク下、洗面台下の水漏れ
(排水栓、蛇腹ホース、ディスポーザー、S字・P字トラップパイプ、シンク・洗面ボウル、オーバーフロー管、床面から等)
台所・キッチン、洗面所
洗濯機周り
(給水ホース、排水ホース、防水パン、排水口)
洗濯場
トイレ周り
(便器内、タンク内、ウォシュレット、フラッシュバルブ、洗浄管、便器と床の間から等)
トイレ
その他
(給水ポンプ、受水槽、排水桝、雨樋)
屋外

ここに挙げたもの全て水漏れが起こる可能性のあるものとなります。

ちなみに、ここでは一つにカウントしている「蛇口からの水漏れ」ですが、蛇口水漏れの中にも様々な箇所の水漏れがあります。

例えば、TOTOの洗面所台付シングル混合水栓TL362E1Sでご説明すると、

  • 吐水口(シャワーヘッド)からの水漏れ
  • レバー下からの水漏れ
  • シャワーホースからの水漏れ
  • 蛇口給水給湯ホース接続部からの水漏れ

と言った感じで、水漏れだけでも複数の水漏れ箇所があり、それぞれ修理方法も違います。

また家の埋設部にある配管(給排水)は、天井裏、壁中、床下を通ってる事がありまして、ご自宅ごとによって配管ルートが違います。

このように水漏れには数多くの発生場所があることを知っておきましょう。

トイレや水回り設備のつまり

つまりも水漏れ同様、代表的な水のトラブルの一つでしょう。それでは、修理が必要となるつまりのトラブルについて見て行きましょう。

つまりが起こる箇所設置されてる場所
各排水口(シンク、洗面ボウル、洗い場・浴槽、洗濯パン、トイレ、ベランダ)台所・キッチン、洗面所 洗濯場、お風呂・浴室 トイレ、ベランダ
S・P字トラップパイプ台所、洗面所
排水管室内天井裏・壁中・床下、屋外埋設
ストレーナーの目詰まり台所・キッチン、洗面所 お風呂・浴室、トイレ
排水桝のつまり屋外
ディスポーザー台所・キッチン
雨樋菅屋外、ベランダ

つまりと聞いてパッとイメージで出てくるのはトイレつまりや台所の排水つまりでは無いでしょうか?排水のつまりは流れなくなって焦ってしまいやすいトラブルですが、起こった時にそれ以上水を流さなければ被害が拡大する事は防げるでしょう。

ストレーナーって何ですか?
子レンジャー
子レンジャー
親レンジャー
親レンジャー
ストレーナーは上水部に取り付けられているゴミ受けの目皿のことです。ただし、ストレーナーは必ず付いているという訳ではありません。住宅によってはストレーナーが無いケースも多くあります。

水回りの悪臭

臭いは目に見えず人によって感じ方が違うので判断が難しいトラブルですが、水回りの悪臭は「下水臭」のことを指します。それでは、悪臭トラブルについて見て行きましょう。

水回りの場所主に下水臭が発生する所
キッチン・排水口
・シンク下、棚の中
洗面所・排水口
・洗面台下、棚の中
お風呂・排水口
洗濯場・排水口
トイレ・便器
・トイレ室内
外回り・排水桝付近

シンク下

悪臭は基本的に下水管から上がって来るので、下水臭の発生場所は排水口か下水管の隙間(蛇腹ホースと下水管の間等)からとなります。

例えば、キッチン全体的に悪臭が充満していてどこからに臭いがしているのわからない時は、排水口とシンク下を確認することが原因特定の早道です。

そしてキッチン・台所や洗面所などは防臭パッキンがズレてしまって起こってる場合が多く、そこを修理するだけで改善できる事も少なくありません。

また水回りの排水口は基本的にトラップ構造になっていてます。封水がされていて臭いや害虫などが入り込まないように作られてますが、何かしらの要因で封水が減ったり無くなったりして臭いが上がってくる事もあります。

長い間、誰も住んでなかった建物に引越した際に浴室や洗濯場のトラップの封水が蒸発してしまい下水臭がするなんて事もありえます。

水道を使った時に出る異音

異音も臭い同様、目に見えないので判断が難しいトラブルです。それでは、異音が起こる可能性のある場所を見て行きましょう。

異音の種類器具・箇所設置場所
異音①「ギーッ」各種蛇口台所・キッチン、洗面所 洗濯場、お風呂・浴室 トイレ、屋外
トイレタンク内トイレ
異音②「ボコボコ、コポコポ」排水口台所・キッチン、洗面所 洗濯場、お風呂・浴室 トイレ(便器内)、屋外
異音③「ドンッ」「ゴンッ」給水・給湯管家の床下・壁中・天井裏 屋外など

異音に関しては大きく3つに分類できます。尚、漏水音はここでは除外しています(水漏れの内容である為)

項目を①、②、③と振り分けましたので一つずつ見て行きましょう。

  1. 各蛇口やトイレで水を流す時に甲高い「ギーッ」という異音がする
    蛇口のカートリッジやタンク内ボールタップが壊れかけている時に起こります。
  2. 各排水口やトイレで水を流した時にボコボコ、コポコポという異音がする
    排水管が詰まりかけている時に起こります。
  3. 各所の天井裏・壁中・床下から水を出し止めする時に「ドンッ」「ゴンッ」という異音がする
    ウォーターハンマー現象です。

ウォーターハンマー現象って何ですか?
子レンジャー
子レンジャー
親レンジャー
親レンジャー
ウォーターハンマー現象は水の出し止めの時に衝撃が水道管に伝わり、水道管が振動して鳴る音のことを言います。本来はウォーターハンマーを防ぐ為に壁中や床下を通っている給水管・給湯管は一定間隔で固定されています。しかし、何らかの原因により水道管の固定が外れてしまうと水道管が振動しやすくなりウォーターハンマーが起こることもあります。また地域や建物の給水の圧力も関係していて、圧力が高い程、ウォーターハンマー現象は起こりやすくなります。

その他の機器の不具合

水回り機器の不具合のよるトラブルが、一番どうしたら良いのかわからなくなりやすい内容です。それでは、どのようなトラブルがあるのかを見て行きましょう。

機器の種類症状
蛇口・グラつき
・湯水が出ない
・レバーやハンドルが固い、取れた
・スバウトが折れた
・サビが出てくる
・タッチレスセンサーが反応しない
止水栓・固くて回らない
・閉めたけど水が止まりきらない
ディスポーザー・作動しなくなった
瞬間湯沸かし器、電気温水器・お湯にならない(温度が上がらない)
・電源がつかない
お風呂・浴槽循環パイプから黒いカスが出て来る
・バランス釜がお湯にならない
・浴槽のゴム栓から水が抜けて行く
・シャワーフックが取れた
トイレ・タンクレバーが空回りする
・タンク手洗い管から水が出ない
・ウォシュレットの電源が入らない
・ウォシュレットのノズルから水が出ない
・ウォシュレットが温かくならない
・便座が割れた、グラつく

水漏れでもつまりでも悪臭でも異音でもない水回りのトラブルが、機器の不具合になります。症状もいろいろとあり複雑になっていますがどれも起きうる可能性のあるものです。

ここまでご紹介したものは全て水回りのトラブルになりますので、基本的に水道修理業者に見てもらった方が良い内容でしょう。しかし、載っているからと言っても必ず修理できるかどうかは分かりませんので、まずは電話等で問い合わせてみるのが良いでしょう。

軽度のトラブル、重度のトラブルの違いと修理内容

「キッチン蛇口水漏れ」「トイレつまり」、言葉で言えばそれぞれ一つのトラブルです。しかし、修理方法も一つという訳ではありません。水漏れにせよ詰まりにせよ、それぞれ軽度の症状から重度の症状まであり、その症状毎に修理内容は違います。

それではどんな症状や状況が軽度のトラブルで、逆に重度のトラブルはどんな症状や状況なのかを水漏れとつまりで見て行きましょう。

軽度の水漏れ

・水量が少ない水漏れ(ポタポタ水漏れ)
該当する部品交換で直る可能性が高い(パッキン類、カートリッジ等)
・接続ナット部分の水漏れ
締め直しで直るケースがある
・便器内にチョロチョロと漏れる水漏れ
タンク内の部品交換で直る可能性が高い
・各種パッキンの劣化による水漏れ
材料代も安く作業も簡単

蛇口水漏れ

軽度な水漏れと判断できる一番のポイントは水漏れの量が少ないということです。また、水漏れしている場所もポイントで止水栓の袋ナットからの水漏れ、フレキ管ナットからの水漏れといったようにパッキン交換で直る水漏れは軽度な水漏れと言って良いでしょう。

重度の水漏れ

・水量の多い水漏れ
本体交換になる可能性が高い
・外部埋設部の水漏れ
掘り起こし埋め戻し作業等、大掛かりな工事になる可能性もある
・住宅埋設部(天井、壁中、床下)の水漏れ
各所の開口閉口作業等、大掛かりな工事になる可能性がある(2次被害が出る可能性もあり)
・給水管、給湯管の破損による水漏れ
水漏れの場所によっては全部の水道管を引き直す必要がある

埋設部配管

重度の水漏れの場合、水漏れの量が多いということは分かりやすいポイントです。水が全開で止まらない、水が噴き出しているなど、誰が見ても大変と思えるものはやはり重度の水漏れと言えるでしょう。

そして、もう一つのポイントは目に見えない箇所の水漏れです。特に外部や住宅の埋設部からの水漏れは大掛かりな工事なる可能性もあります

軽度のつまり

・水を流すと直ぐに排水口に水が溜まる詰まり
詰まりの原因が排水口から近い位置にある
・排水トラップでの詰まり
分解・清掃が簡単で種類によっては工具が不要なケースもある
・トイレの紙詰まり(少量)
薬剤やラバーカップで解消可能
・ストレーナーの目詰まり
固着していなければ分解・清掃が容易にできて簡単

軽度のつまりのポイントは詰まりの位置が近いことです。詰まりの位置が近ければ近い程、改善作業も簡単になります。

また、ラバーカップを一つの目安として使うことも出来ます。ラバーカップで改善出来た場合は軽度な詰まりだった、ラバーカップで改善出来なかった場合は業者に頼む方が良い詰まりになっている可能性があると判断して良いでしょう。

重度のつまり

・水を流すとしばらく経ってから排水口に水が溜まる詰まり
詰まりの原因の位置が遠い
・シンク下、洗面台下から水が溢れる詰まり(下水管詰まり
電動トーラー、高圧洗浄が必要になる
・外回りの排水桝、下水管詰まり
電動トーラー、高圧洗浄が必要になる
・トイレの物落としによる詰まり
便器脱着作業が必要になる
・徐々に流れが悪くなって行った詰まり
詰まりや汚れの量が多い

重度の詰まりのポイントは詰まりの位置が遠いということです。もちろん詰まっているものの量や固さも関係しますが、遠い位置のつまりの場合は詰まっているものの量も多く、強固な詰まりになるケースが多いです。

そして、キッチンの下水管つまりは特に注意が必要です。他の洗面所、お風呂、洗濯場の下水管つまりと比べてキッチンの下水管つまりは更にヘビーな詰まりとなります。何故かと言うと、キッチンの下水管つまりは固まった油が詰まっているからです。この固まった油の除去は大変な作業で、時間も費用もかかる作業となります。

重度のつまり

今回紹介したものが全てではありませんが、トラブル症状を見る上でのポイントがいくつもありますのでぜひお役立てください。

場所毎の水回りトラブルの修理ポイント

水のトラブルには場所毎の特徴があります。それぞれのポイントを知ることでより的確な判断や対処が出来るようになります。それでは、場所毎の水トラブルのポイントを見て行きましょう。

キッチン

・キッチンのつまりは重度になる恐れがある(油つまりの為)
・蛇口で水漏れが起きたら止水栓を閉める
・キッチンのシングルレバー蛇口でよく起きる水漏れは吐水口からの水漏れとレバー下からの水漏れ。原因はどちらもカートリッジの故障。
・排水栓のトラップを外して流すと詰まりやすい。ゴミやカスが一緒に流れやすい。
・キッチンのつまりでシンク下が排水蛇腹ホースの場合、ラバーカップの使用はやめた方が良い(シンク下から水が溢れ出す恐れあり)

台所排水詰まり

キッチンの一番の特徴は下水管詰まりが重度の詰まりになりやすいということです。住宅で起こる全ての水回りの詰まり除去で一番大変といっても過言ではありません。このようなことが分かっていれば詰まりを起こさない為の予防にも目が向きやすくなります。

洗面所

・洗面所のつまりはSトラップ部分でよく起きる
・Sトラップの水漏れもよく起きる
・ポップアップ式やワンプッシュ式の洗面排水パイプは排水栓機能部で詰まりやすい(排水口の直ぐ下の所)
・金属製のSトラップパイプで青や白のサビが発生したら要注意。脆くなっているので少しの衝撃でも割れる恐れあり。
・洗面所のシャワー蛇口でよく起きる水漏れはシャワーホース切れによる水漏れ
・洗面台下の下水臭もよく起きる。

洗面Sトラップ

洗面所の特徴は水漏れも詰まりもS字トラップで起きることが多いことです。S字トラップはとにかくトラブルが起きやすい場所なので、定期的にチェックをすることが大切です。

お風呂

・お風呂のつまりは排水口トラップ部分でよく起きる。
・詰まりの原因で一番の多いものは髪の毛。
・お風呂の蛇口水漏れで良く起きるのはシャワーやスパウト吐水口からの水漏れ。
・お風呂の蛇口切り替えレバーの故障もよく起きる

浴室排水つまり

お風呂の特徴は詰まりの原因のほとんどが髪の毛ということ蛇口の水漏れが多いということです。お風呂の蛇口はシャワーとスパウトがあり、2つの水の出を切り替えるレバーがあることからキッチンや洗面所の蛇口と比べて機能の多い蛇口になっています。そのこともあってか、蛇口の水漏れは多い傾向にあります。

洗濯場

・洗濯場のつまりは排水口トラップ部分でよく起きる。
・洗濯蛇口でよく起きる水漏れはハンドル下からの水漏れと洗濯ホースとの接続部からの水漏れ。
・縦型洗濯機をドラム式洗濯機に買い替えた時、蛇口が当たってドラム式洗濯機を設置できないことがよくある。この場合、壁ピタ水栓への交換が最善。
・洗濯ホースを外す時に間違った外し方をして蛇口の緊急止水弁を壊してしまうことがある。緊急止水弁が壊れると止水弁が飛び出したまま戻らず、ホースの取付けが出来ない状態になる。

洗濯蛇口

洗濯場の特徴は蛇口の水漏れのほとんどが外側への水漏れで、ハンドル下やホースとの接続部などで水漏れが起こります。

洗濯防水パンの排水口が洗濯機の下にあり、普段から定期的に清掃ができずに詰まってしまったというケースも多くあります。特にドラム式洗濯機を設置する場合は、嵩上げをするなどして掃除ができるようにしておくと詰まった場合でも修理がしやすいでしょう。

トイレ

・トイレは住宅の水回りの中で1、2を争う程のトラブル発生件数がある(水のトラブルがよく起きる)
・トイレの水漏れで多いのが便器内へのチョロチョロ漏れ。原因はゴムフロートかボースタップの故障が多い。
・トイレが詰まった場合は必ずマスも確認する必要がある。
・節水型のトイレは水量が少ない為、詰まりやすい。「小」でペーパーを流すと詰まりのリスクが高まる。特に掃除用のシートは危険。
・ウォシュレットで水漏れが起きると便器を伝って便器の淵に水が溜まることがよくある。

トイレつまり

トイレは水漏れも詰まりもよく起きる場所です。中でも排泄行為に関わるトイレのつまりは他の水回りのつまりと比べて緊急性が高く、早期解決が必要なトラブルです。

少量のトイレットペーパーや排泄物のつまりであればラバーカップでも改善可能な事が多いので準備しておく事をおすすめします。

外回り(屋外)

・外の蛇口、外部給水給湯管の水漏れは気付きにくい。症状が酷くなってから気付くことが多い。
・給水給湯管の保温材がボロボロになっていたり取れていたりすると冬場に凍結破損が起こる恐れがある。
・排水桝の上に土を盛ったり、シートや砂利を敷いたりすると詰まりのトラブルが発生した時に手間も時間もかかる。桝蓋の上には基本的に何も置かないのがベスト。
・水道メーターボックス(量計器ボックス)の上にも基本的に何も置かない。

外回りの水のトラブルは重度のトラブルになることがよくあります。同じ年月使用していても室内にある水道管と屋外にある水道管では劣化具合に違いがあり、雨、風にさらされている外回りにある水道設備はどうしても耐久性が落ちて劣化が進みやすいものです。

住宅の埋設部

・天井からの漏水は埋設部からの水漏れというよりも真上にある水回りでの水漏れが起き、漏れた水が伝って下の階の天井から出て来ることが多い。
・壁中から「シュー」という音が聞こえたり、極端に一部の壁がふやけたりカビが発生している場合は壁中の給水給湯管で水漏れが起きている可能性が高い。
・床下の水漏れは気付きにくい。水道料金が上がったり、水道局から漏水の指摘があったりし、漏水調査をして初めて気付くことが多い。
・埋設部の水漏れが起きたらメーターバルブを閉める。

床下配管

天井裏、壁中、床下等、住宅埋設部の水漏れの多くは給水管か給湯管からの水漏れです。埋設部の水漏れ修理はそれなりの作業スペースが必要になる為、漏れている場所は数ミリでも天井や壁、床を大きく開口する必要があります。また、水漏れによって天井や壁などのクロスがダメになった場合はクロスの貼り換え必要になる。

まとめ

今回ご紹介したように住宅で起きる水回りのトラブルは様々な症状があります。これだけ数があると、「本当にこんなに起きるの?」と思う方もいると思います。勿論、全てが起こるということは現実的ではありませんが、この中のどの症状が起きて修理が必要になってもおかしくありません。そんな水回りでトラブルが起こっても大丈夫なように家の設備がどうなってるかを事前に見ておいてくださいね。


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