トイレのゴボゴボ音と低い水位の原因は詰まりかも!自分で直せる?業者に頼む?
トイレを使った後に水を流すと、ゴボゴボという音がして水位が低くなってしまうケースがあります。もしかして詰まってるのかもしれない、業者を呼ばないといけないかなと焦るかもしれません。
しかし、まずは冷静に。
トイレのゴボゴボ音も低い水位も自分で直せることが多いのです。
トイレの音と低水位の原因を7つご紹介し、自分でできる対処法と業者に依頼するケースを解説します。
業者に依頼をする方がいいですか?
目次
トイレのゴボゴボ音と低い水位は現象
トイレの水を流したら流れるものの、いつもより水が低い位置まで下がってしまい、排水口の奥からゴボゴボと音がする現象です。
考えられるのは配水管に何かがつまり、水や空気がスムーズに流れなくなっている可能性です。
水が流れる時に動いた空気が詰まってるところにぶつかり上手く流れず、行き場を失って便器の中に戻ってくるときにゴボゴボと音を立てます。
トイレのゴボゴボ音と低い水位はすぐに対処が必要
トイレの排水管につまりが起きると「水があふれる」という場合もあります。
使用後に一度流してみたら、サァッと流れるはずの水が流れず、便器内にたまってしまう状態です。
この時、慌ててもう一度レバーを回してしまうと、便器内の水があふれてしまう原因になります。
あふれると、掃除が大変になりますので慌てず、冷静に便器内の水の状態を観察しましょう。
そして、早急につまりの解消をしましょう。
また、ゴボゴボ音や水位が低くなるのは、まだ詰まってはいないがそのまま放っておくと後々詰まるという詰まり初期症状という状態です。このままでもトイレの使用はできますが、詰まってしまうとトイレを使用出来ない時間で生まれます。数十分から状況によっては数日使用できないこともあります。そうならない為にも、詰まりの初期症状であるゴボゴボ音や水位が低くなる状態の時にすぐ対処できると、詰まって使えなくなるリスクを回避することができます。
トイレのゴボゴボ音と低い水位の原因を考える
本日いきなり起こったゴボゴボ音や、水位が低くなった場合は、トイレの便器に何か落としていないかを考えましょう。スマホはありますか? ヘアピンは落としていませんか?
ヘアピンは小さくてもそのヘアピンが排水管内で引っかかり、そこにペーパーがたまるとトイレは詰まってしまいます。
また、こどもがおもちゃをトイレに落とした可能性や、生理用品をうっかり流してしまった可能性はないか考えてみましょう。
トイレのゴボゴボ音と低い水位の原因7つ
「ゴボゴボ音と低い水位が同時に起こる」場合と、「水位はいつも通りなのに音が聞こえてくる」ケース、「音はないけれど水位が低くなる」ケースもあります。
それぞれの原因をまとめました。
起きた現象 | 考えられる原因 |
---|---|
水位が低くなりゴボゴボ音がする | ・何が詰まっているかわからない ・スマホ・生理用品・おむつなどを流した |
ゴボゴボ音やポコポコ音がする | ・台所やお風呂などの水を流すと音がする ・台風や大雨の時に音が聞こえる ・サイホンタイプの便器 |
水位が低くなる(悪臭もある) | ・トイレの水が減って家の中が臭い ・タンクから水があまり流れていない |
自分で修理や対策ができるケースと、業者に依頼するケースがあります。
また自分でつまりを取ろうとしたために状況が悪化し、業者に依頼したときに料金が多くかかってしまうというケースもあります。各ケースで、判断するポイントがありますので、業者に依頼するときの参考にしましょう。
それぞれの原因について、対策を解説していきます。
トイレのゴボゴボ音と低い水位が同時に起こった時の対処方法
トイレのゴボゴボ音と低い水位が同時に起こるときは、排水管が詰まっている状態です。
どこに、何が詰まっているかによって自分で対処できるか、業者に依頼するべきかが変わってきます。しかし、何が詰まっているかがわかることはあまりなく、まず自分で対処してみて、ダメであれば業者に依頼をするという順番になることが多いでしょう。
【原因と対処1】何が詰まっているかわからないケース
この症状が起きた時、何が詰まっているかわからないというケースが多くあります。特に落としたものがない場合は、トイレットペーパーが詰まっているかもしれません。
トイレットペーパーは水に溶けるため、詰まることはないだろうと思っている方もいるかもしれません。
しかし、トイレットペーパーを一度に大量に流すと 、排水管内でつまりを起こします。
丸められていたり、幾重にも巻かれたりした大量のトイレットペーパーは詰まる可能性も高くなります。
とくに節水型のトイレは水量が少ないので注意が必要です。
今回のように異音と水位低下をしている場合は、排水部のどこかにまとまったトイレットペーパー引っかかっている可能性が考えられます。
また、吐しゃ物や、残飯を流した場合にも詰まることがあります。
ティッシュペーパーは溶けないので詰まる
トイレットペーパーを切らしてしまい、やむを得ずティッシュペーパーを使うことがあるかもしれませんが、その際は流さないようにしましょう。
海外では、トイレットペーパーを流さずトイレに設置されたゴミ箱に入れる国もありますので、流さないことを恐れる必要はありません。
【原因と対処2】スマホ・生理用品・おむつなどを流した
一度レバーを引いてしまったが、便器の中に落としたものが流れずに見えている場合は、ゴム手袋をつけて取り出すのが一番早くて確実な方法です。
吸水ポリマーが入っているアイテムは要注意
一度水を流してしまった場合、2度目のレバーを引いてはいけないのが生理用品とおむつなどの吸水パッドの時です。
吸水ポリマーが入っていますので、水を吸うと膨れます。
水を吸収して膨れ、水圧で流されて便器の奥で詰まると、取り出すのが困難になってしまいます。
トイレットペーパーは溶けますので時間がたつと流れることもありますが、吸水パッドは溶けません。
ゴム手袋をつけて便器の排水口より手を入れて触るようであれば、そっと取り出してしまいましょう。
【業者へ依頼の見極めポイント】取り出せない場合は、業者に依頼しましょう。ラバーカップを使ったために、便器の奥に押し込んでしまう場合がありますので、ラバーカップを使うのも控える方がいいでしょう。便器の奥で詰まると、業者に依頼した場合でも取り除くのが難しくなり費用が余計にかかるかもしれません。
生理用品とおむつなどの吸水パッドを流してしまい、便器の排水口から手を入れても取れない場合は、無理をせず早めに業者に依頼しましょう。
トイレの詰まりに頼りになるスッポン(ラバーカップ)の使い方
自分で対処する方法で、最も簡単なのがスッポンと呼ばれるラバーカップです(以下スッポン)。
スッポンを選ぶときの注意
スッポンには、3種類ありますので自宅のトイレに合ったタイプと大きさのものを使いましょう。
- 和式用 … おわんを伏せたような形
- 洋式用 … おわん型に真ん中が空洞になった出っ張りがついている
- 節水トイレ用 … おわん型にフチがついており、帽子のような形
ちなみに、和式用と言われるおわんを伏せたような形のスッポンは、洋式トイレにも節水トイレにも使用出来ることがあります。また、節水トイレ用のスッポンも和式トイレ、洋式トイレに使用出来ることがあります。一番効果的なトイレの形状で名称を分けてあるだけなので、他のトイレでは使えないという訳ではありません。ただし、洋式用のスッポンは和式トイレ、節水トイレで使っても便器とゴムの間に隙間が空いて密閉できない為、ほとんど効果がありません。
ホームセンターや大手スーパーの家庭用品の売り場などで販売されています。100均でも販売されていますので、一本置いておくとすぐに使えて心強いのがスッポンです。
しかし、いざという時にないと困るものですが、狭いトイレに置いておくには大きくて邪魔になります。
新聞で巻いてナイロン袋などに入れ、物置やベランダの日光の当たらないところに収納しておくといいかもしれません。
スッポンの使い方
スッポンの使い方と、スッポン使用時に汚れた水が飛び散るのを防ぐ対策をご紹介します。
ゴミ袋を便器にかぶせてからスッポンを使用します。
- 45Lのゴミ袋の底の真ん中に、スッポンの柄が通る小さな切れ込みを入れる。
- ゴミ袋の穴にスッポンの柄を通し、ゴミ袋を便器全体にかぶせる
- 水を少し流し、お椀の縁を水の中に入れてゆっくりと押しお椀の中の空気を抜く
- スッポンの柄を勢いよく引っ張る。
- 一度でつまりが取れない場合は何度か(3)~(4)を繰り返す。つまりが取れたら、水が一気に流れる。
※つまりが取れたときに、落としたものや詰まっていたものが戻ってくる場合があります。不要なものでも、固形物とは再度詰まる可能性があります。そのままにしていると、また流れていくのでゴム手袋をはめた手で拾い出しましょう。 - 水が流れたら、水栓レバーを回し水が流れるのを確認する。その後、トイレットペーパーを流してみて、つまりがとれたのを確認する。
【業者へ依頼の見極めポイント】スッポンでつまりが取れない場合は、便器内ではなく、スッポンの吸引力が届かない排水管で詰まっているか、詰まっている物の量がとても多いか、尿石など取れないもので排水管が狭くなっている可能性があります。業者に依頼して早く詰まりを取り除いてもらいましょう。
スッポンがない場合の対処法
スッポンがない場合は、お湯を便器に入れてみましょう。
詰まっているのがトイレットペーパーの場合、お湯の方が溶けやすいためです。
- 50℃前後のお湯を用意する(熱すぎると便器が痛むため、熱湯は厳禁)
- 便器にたっぷり注ぎ入れる、少しずつ水位が下がっていくのを確認する
- 2回目はお湯を入れた状態で1時間程度放置してから、水栓レバーを回して流れるか確認する
つまりが取れたら水が流れていきます。
【業者へ依頼の見極めポイント】これでつまりが取れない場合は、スッポンを買いに行くか、業者に依頼しましょう。
水位は通常だが、トイレからゴボゴボ音だけが聞こえる場合
トイレの水位は正常でもゴボゴボと音が聞こえる場合があります。
【原因と対処3】キッチンやお風呂の水を流すと便器からゴボゴボ音がする
キッチンのシンクに大量の水を流した場合や、お風呂のお湯を抜いたらゴボゴボ音がする場合があります。
これは、トイレの排水と同じ排水管に、キッチンやお風呂からの水が流れ込む配管になっている場合に起こります。
排水管に一気に水が流れ込んだ時に、トイレの排水管内の空気を押し上げゴボゴボという音の原因になるのです。
【業者へ依頼の見極めポイント】このケースでは、トイレ排水管やキッチン排水管、お風呂排水管より先の排水管が油などで汚れて狭くなっていると考えられます。自分で掃除できない場合は、確認・対処を業者に依頼しましょう。
集合住宅や賃貸の家の場合は、まずは管理会社や大家さんに相談するのがよいでしょう。
【原因と対処4】台風や大雨の時にゴボゴボ音が聞こえる
激しい雨が降っている時に、トイレからゴボゴボ音がするというケースもあります。
これは、多量の雨が排水管に流れ込んだためにトイレの排水管内の空気が押し上げられて、音がしているのです。
雨が収まり、排水管内に入る雨水が減ると音はしなくなります。
【業者へ依頼の見極めポイント】雨が止んだ後も音が止まらないときは、つまりが原因です。つまりを取る対策をしましょう。便器を確認しても詰まっていない場合は、排水管内で詰まっている可能性があります。業者に依頼しましょう。
【原因と対処5】洗浄方式によりゴボゴボと音がする便器ある
便器には、水を流したときにゴボゴボと音がするものがあります。
トイレをリフォームして、便器の洗浄方式が先落とし式からサイホン方式に変わった時に気になる音かもしれません。
便器の洗浄方式には大きく分けて2種類あります。
- サイホン式 … 水が流れる排水部分に吸引作用を持つ構造を作り、汚物を吸い込むようにして排水する。その際に、空気を取り込むことから、ゴボゴボという音がする
- 先落とし式 … タンク内にたまった水が排水管に流れる落ちる力で、汚物を流す
サイホン式トイレでは、汚物を吸引した直後に、1度か2度ゴボゴボという音がします。これは心配のない音です。
【業者へ依頼の見極めポイント】水位がいつもと異なり低い場合や、音がゴボゴボと続く場合は、詰まっている可能性があります。スッポンで作業をしてみて、状況が変わらなければ業者に連絡しましょう。
音は聞こえないが、水位が低い場合
ゴボゴボという音は聞こえないが、水位が低くなるケースがあります
【原因と対処6】トイレ内の水が蒸発して水位が低い場合は臭う
便器の中にたまっている水は封水の役割をしています。
封水とは下水から上がってくる臭いや、小さな虫を防いでくれている水です。
トイレだけでなく、洗面台、洗濯機、お風呂、キッチンのシンクなどの排水口にはトラップと呼ばれる封水があります。
トイレの場合は便器の中にトラップ構造があるため、たまっている水が封水となっているのです。
ところが、長期間家を空けて、トイレを使わなければ、徐々に水が蒸発して水位が低くなり下水からにおいが上がって来ることがあります。
封水が減りその役割を果たさなくなったためです。
トイレだけでなく、家の中に下水臭が充満することとなってしまいます。
レバーを引いて水を流せば封水がたまり、下水からのにおいはなくなります。旅行などで、長期間家をあげる場合は、トイレのふたを閉め水分の蒸発を防ぐのを忘れないようにしてください。
【原因と対処7】便器に流れ込む水が少なく水位が低い
水位が低いという原因の一つに、そもそもタンクから流れている水が少ないというケースがあります。
便器内に流れ込む水が少なく、トイレットペーパーや汚物を流すだけの水量がないケースもあります。レバーを引いても十分な水が流れていないと思った時は、タンクを確認しましょう。
【業者へ依頼の見極めポイント】タンクの水量を調節しても、流れてくる水が少ない場合はタンク内で破損や故障が起きている可能性が高いです。業者に依頼して修理してもらいましょう。
タンク付きトイレの水量調節
ここではタンク内の水が基準より少ない場合の調節の仕方を解説します(TOTOの場合)。
(1)止水栓を閉め、タンクのふたを外す。フタは重いので注意し、事前に置く場所を確保しておく
※手洗い付きタンクの場合は、ボールタップから出ているジャバラ管をゆるめて外してから、ふたを外す
(2)オーバーフロー管にトイレタンクの水位の基準がマークされているので、水位が保たれているかを確認する
(3)トイレタンクの水位が基準のマークより下にある場合は、ボールタップ(浮き球の位置によって、給水したり止めたりの制御をする)で基準位置まで水が来るように調節する。
※ボールタップの形状により調節方法が異なるため、取り扱い説明書を見ながらの操作がおすすめです。
【参考:水位をあげる操作】
①ボールタップに水位調節リングがある場合は、右方向に回すと水量を増やせる
②水位調節リングがない場合は、浮き球の棒をゆっくり上に曲げ、浮き球の付け根のネジをしっかり締める
③浮き球が球形ではない場合、浮き球を直接左に回し水量をあげる
(4)手洗い付きの場合はジャバラホースにコップなどをかぶせて、水が溢れないようにしてから止水栓をあけ、レバーを回して水位と便器に流れる水の量を確認する
(5)手洗いのホースをつなぎ、ふたを戻す。
タンクレストイレの便器の水量調節
ほとんどのタンクレストイレは、リモコンのボタン操作で水量の調節ができます。
トイレのメーカーや機種によって、操作方法が異なりますので、取り扱い説明書を確認しながらリモコンを操作しましょう。一部の便器では、水量の調節が自分で出来ないものもあります。その際は便器の型番をメモして、メーカーのサポートに電話で問い合わせましょう。
まとめ
トイレからゴボゴボという音が聞こえてきたら、不安になります。さらに水位がいつもより低くなったときは、本記事を参考にして、本格的につまる前に詰まりを取り除きましょう。
自分で詰まりを取るのは無理かもしれないと思った時は、放置せず業者に依頼することが大切です。原因がわからない場合も専門の業者なら対処してくれます。
トイレは、一日に何度も使う場所です。詰まってしまうととても不自由になります。早く対処して快適な生活を取り戻しましょう。